H.E.R. 『Back of My Mind』参加プロデューサーまとめ

H.E.R.自身に関しては結構な数の日本語記事があるので詳細はそちらで確認して頂くとして(この記事が一番良かった)、本記事では参加したプロデューサー陣について紹介をしようと思います。

全員やるとあまりにも長くなりそうだったので、紹介する人はいくらか減らしていますが、このアルバムから他のR&Bアーティストやラッパーのディグに繋がるものにはなっているのは間違いないので、そういった楽しみ方をしてもらえたらこれ幸いです。

H.E.R. 『Back of My Mind』参加プロデューサーまとめ

総勢26名のプロデューサーが参加

  • DJ Camper (1, 2, 10, 11, 14, 16, 19)
  • HIT-BOY (3)
  • Jeff "Gitty" Gitelman (4, 6, 12, 18)
  • James Maddocks (5)
  • Kaytranada、Thundercat (6)
  • NOVA WAV(Brittany "Chi" Coney / Denisia "Blu June" Andrews) (7)
  • Wu10 (7,8)
  • Mike Will Made-It (8)
  • GRADES, Scribz Riley (9)
  • Rodney "Darkchild" Jerkins (17)
  • STREETRUNNER (20)
  • Cardo (21)

他にflippa (1, 2, 14)、Cardiak(4, 7, 8)Chi Chi (5)、Asa Taccone (11)、Bordeaux (13, 15)、NonNative (13, 15)、Nelson Bridges (17)、Steven J. Collins (17)、Hue Strocher (19)、Tarik Azzouz (20)、Mario Luciano (21)、Thurdi (21)が参加。今回は上に挙げたプロデューサーたちについてです。

DJ Camper

21曲中7曲、アルバム3割のプロデュースを担当したDJ CamperはJessie J『R.O.S.E.』、Brandy『B7』、Teyana Taylor『The Album』(H.E.R.のアルバムでは他にCardiakなども参加)のエグゼクティブプロデューサーを務めるなど、女性R&Bシンガー専門家と言ってしまっても良いようなキャリアの持ち主。

さらに今年はなんと"若きCat Power"とも呼ばれるIndie RockミュージシャンBONZIEのアルバムまでもプロデュース。

トランペットやキーボード、ドラムスなど幅広く演奏でき、メロウでセクシーなR&Bが彼の魅力。アルバムでは1, 2, 10, 11, 14, 16, 19曲目のプロデュースを担当。

HIT-BOY

HIT-BOYはTravis Scottの"SICKO MODE"やJAY-ZとKanye West(当時)の"Ni**as In Paris"、Kendrick Lamarの"Backseat Freestyle"、Rihannaの"Woo"なんかを手掛けた方です。すごいですね。

彼は3曲目の"Trauma feat. Cordae"の作曲プロデュースを担当。普段は男くさいけど洗練された楽曲って印象ですが、今回の楽曲はH.E.R.に合わせたようにスマートになっています。

Jeff "Gitty" Gitelman

個人的にはMac Millerのアルバム『The Divinine Feminine』"Cinderella"や『Swimming』の"Come Back to Earth"、"Ladders"の作曲及びギター等で認識しているJeff Gittelman。もちろんそれだけでなく、Alicia KeysやJ. Cole、Anderson .Paakらの作曲も。

彼は過去にThe Stepkidsというバンドでサイケ・ソウルなバンドをやっていたことはコモンセンスなわけですけれども。この頃からマルチに楽器が弾けていたので、セッションプレイヤーからのプロデュースも担当していき…みたいな出世コースですかね。アルバムでは4, 6, 12, 18曲目を担当。

James Maddocks

なんと2020年7月時点で17歳の大若手、James Maddocksが5曲目"Find a Way feat. Lil Baby"のプロデューサー。DaBabyの"Celebrate"からキャリアをスタートさせ、Jackboyの"In My City"やMozzyの"So Lonely"などを手掛けて順調にキャリア形成中。

Khalidの最新EP『Scenic Drive (The Tape)』2曲目で作曲・プロデュースに加えギターを担当している上、ギター音源を配布していることから彼はギター・プレイヤーであることが分かります。プロデュースに彼の名前があったらギターに注目して聴くと良いでしょう。

KAYTRANADA、Thundercat

6曲目にしてアルバムのハイライトでもある1曲"Bloody Waters"はKAYTRANADAThundercat、そしてJeff "Gitty" Gitelmanの3名によるプロデュース。

KAYTRANADAは自身の活動は当然として、Chance the RapperやMick JenkinsなどHip Hopアーティストのアルバム・プロデュース、Kendrick LamarやThe Internetなどへの楽曲提供及びフィーチャリング参加など、多方面に活動しています。

ThundercatはHip Hopアルバムではもうおなじみの客演ハイパーベーシスト。個人的にはやっぱりMac Millerの"Brand Name"や"What's the Use?"が好きです。Macが好きなので。Tiny Deskのライブにも参加していましたね。

ちなみに"Bloody Waters"には作曲にKarriem Riggins(J Dilla、Common)が参加。そしてパーカッションのプレイヤーはPablo Batista(Alicia KeysやKirk Franklinなどで知られる)。ノッちゃうわけですよ。

NOVA WAV

7曲目"Closer to Me"はBrittany "Chi" ConeyとDenisia "Blu June" Andrewsの作曲デュオNOVA WAVとWu10(後述)、Cardiakがプロデュース。

彼女らもTeyana Taylorの『The Album』で8曲、そして『K.T.S.E.』で4曲をプロデュース担当しています。他にBeyoncéとJAY-ZのユニットThe CartersやDJ Khaled、Ariana Grande、Rihannaなどの楽曲をプロデュース及び作曲していますが、良く知られるのはKehlaniの『SweetSexySavage』内のシングル"CRZY"でしょうか。

そして今年9月からはNOVA WAV自らの楽曲をリリース。まだ2曲しか出てないですし、今のうちにチェックしておきましょう。

Mike WiLL Made-It

8曲目"Come Through feat. Chris Brown"はMike Will Made-ItとWu10がプロデュース。7曲目も担当したWu10は2000年代から作曲・プロデュースにキーボーディストとして活動してきたベテラン。

Mike WiLL Made-Itは現行US Hip Hopを少しでも聴いたことがあるならほぼ確実にこの人のビートは聴いたことがあることになると言っても過言ではないレベルの方ですね。有名なとこでいくとやっぱりKendrick Lamarの"HUMBLE."があります。今年だと個人的にはGucci Maneの『Ice Daddy』が好きでしたね。

GRADES, Scribz Riley

9曲目"My Own"はロンドンからGRADESScribz Rileyの2人がプロデュース。

GRADESはNaoやYoung T & Bugsey、最近ではHeadie Oneの"Cry"で知られるサウス・ロンドンのプロデューサー。Scribz RileyはNot3sやJ HusなどAfroswing系アーティストの作曲や演奏も担当してきた人物ということで、Hip HopよりもR&B側のテイストに近い方々の起用って感じですね。

Rodney "Darkchild" Jerkins

17曲目"Exhausted"はRodney "Darkchild" Jerkinsがプロデュース。AaliyahやMary J. Blige、Whitney Houstonなど、90年代からの大物やBritney SpearsにMichael Jackson、最近ではJustin Bieberの"There She Go"を手掛けるなどしています。

史上最高のR&Bプロデューサーの一人とも言われているそうですが、まあ上述したクレジットがそれを物語ってますわな。

STREETRUNNER

20曲目"I Can Have It All feat. DJ Khaled, Bryson Tiller"では、Eminemの2013年作『The Marshall Mathers LP2』1曲目"Bad Guy"で知られるSTREETRUNNERがプロデュース。

一緒にクレジットされているTarik Azzouzはフランス出身アメリカ在住のプロデューサー。クレジットを見るに2017年からほぼタッグ状態で仕事しています。

WHO IS STREETRUNNER?

Cardo

ラストを飾る21曲目"Slide feat. YG"はCardo(Cardo Got Wings)プロデュース。

個人的にはMac Millerの"Programs"で知っているCardoですが、一般的にはTravis Scottの"goosebumps"、Drakeの"God's Plan"辺りが良く知られるところだと思います。

何曲か彼の曲を聴けば分かりますが、カウベルがめちゃくちゃ良い仕事をしています。"Slide"でも当然カウベルがありますが、これがあることで一気に引き締まって聴こえるから不思議ですよね。

おわりに

プロデューサーのリンクは主にインスタ、楽曲名のリンクはYouTubeのMVに繋がっています。PCで読みましょう。

では。

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