2018年下半期べストアルバム14枚(っていうかお気に入り集)

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2018年下半期べストアルバム14枚(っていうかお気に入り集)

はじめに

今年はあまり音楽に時間を取ることができなかった。3月に任天堂スイッチを買ったんだけど、そこから気付けば”今”になった。みたいな時間旅行ばりの速度だったので、音楽を聴く時間がなかった。だってなんか気付けば12月になってしまったんだもの。

ただまあ、それでもやっぱり音楽は好きなんでね。なんだかんだで聴いてた。移動中とかBGMとか。音楽だけのための時間っていうのはめっきりなくなってしまった今年だったけど、距離感は多少ある感じだったけど。それでも。

ってことでね、今年は「ベストアルバム」っていうよりも「個人的お気に入り集」ってくらいなくくりの方が都合が良いってことで、14枚選んでみたわけよ。全部自分の”今の好き”が詰め込まれてて、結果自体は非常に満足。

(これは蛇足だけど、今年はようやくサブスクリプションからの解放というか、取捨選択がきっちりできるようになったのかな、と思う。聴けるアルバム量が圧倒的に増えたくせに、自分の持つ時間は相変わらず1日24時間しかないっていうのは本当どうかしてる。)

A$AP Rocky – TESTING

基本的に今回は順位っていうのはなしにしようと思う。ただ一つだけ、1位は確実に決まっているので、それだけ最後に配置するとしてあとはABC順で書いていく。

まずはA$AP Rocky。これが3rdアルバム。今年は自分の中で一気にトラップへの理解が深まって、ようやく完全に現行Hip Hopにハマれたなって年だった。特に下半期は本当にHip Hopばっかり聴いてた。

トラップ自体はもう少し前から好きではあったけど、何か曖昧とした”好き”で、説明が上手くできない感じの好きだった。自分の中で咀嚼ができてなかったから「なぜ好きなのか」が漠然とした状態で聴き続ける音楽っていうのはやっぱりちょっと気持ち悪かった。それがスッキリクリアになった。控えめに言って、そういう年だった。

A$AP Rockyの楽曲はサイケ寄りのHip Hopで、元来サイケデリックが好きな自分としてはビート的な意味でもめちゃくちゃ良かった。

Tylerと仲良しかつ自分と年齢が近いっていうのもポイントだったかも。やっぱり”共通点”っていうのはどんな関係性であっても意識的になっちゃう。

Eminem – Kamikaze

Eminemに関しては2009年のRelapse以外は全部好き(Relapse期はちょうど音楽を聴く余裕がない時期だった)で、いわゆる第二期EminemであるRecovery以降もずっと「良いアルバムを出すな~」って思ってきてたんだけど、ここにきて第一期のような勢いのあるアルバムKamikazeが出てしまったら、そりゃ興奮するわけよ。

しかも現行Hip Hopに真っ向から向き合って!40代半ばになってもEminemは”強い”。また君に恋してるわ。ビリー・バンバン。

音だけでもしっかり”Eminem”って分かるビートってのも強いよね。これがベテランのなせるワザ。

Gang Gang Dance – Kazuashita

NYのバンドで4AD。つまりそういうこと。

料理中とか掃除中とか、主にBGM使いしていた今作。シンプルにGood Musicで良い。数年ぶりの復帰作とのことだけど、過去のはそこまで聴いた覚えがないので比較しようがない。ただ、記憶の限りだと「めちゃくちゃ丸くなったな」って印象。

Gorillaz – The Now Now

ライブ行ったよ~!マジで今年最高の思い出の一つ。しかもライブ活動はしばらく休止するとか。デーモンの言うことだからあんまり信じてないけど。

今更だけど、ライブレポ書いとけば良かった。今更だけど。

前作”Humanz”のような”本気さ”は感じないけど、今作もしっかりGorillazになってる。ライブ観て改めて思ったけど、この音楽は本当にデーモンありきだよね。客演がどれだけいようと、デーモンが楽曲を作っているだけでGorillazになる。そこになんか感動しちゃうわけよ。独自路線のHip Hopが世界的に大きく評価されてるんだから。スゴイ話だよね。

INGRET – Не cпи

ウクライナのシンガー。21歳。ウクライナ語?ロシア語?はさっぱり分からないから情報的にも全然分かんないんだけど、良い音楽っていうことは分かる。おれの耳がそう言ってる(適当)

ヨーロッパのアーティストって、ちょいちょい神秘的な雰囲気あるメロディ出すよね。個人的にINGRETはそんな感じ。讃美歌歌えば?って。似合うよって。

Jerry Paper ‐ Like a Baby

Beck × Tyler, the Creatorみたいな、そんな感じ。そんでちょいちょい音のテイストがMac Millerライク。メロウでゆるく、かつ綺麗な音で、いわゆる”チルい”ってやつ。主にBGM使用。

Mayer Hawthorneとか、そこら辺も多分マッチする。”サクッと”感覚でいけるR&B。

Lawrence – Living Room

気付けばApple MusicでもSpotifyでも聴けなくなってるンゴ…。1stも個人的にヒットしたNYのR&BバンドLawrence。相変わらず良かった。Lawrence兄妹は気さくな雰囲気で良いよね。Probably UpのPVがとにかく最高に良くて、「日常」を切り取った感じが良い。この人たちはここでこんな風に生活(凝縮)しているのかっていうのが味わえると、前より増して親近感を覚えてしまう。

あと今年知ったんだけど、この兄妹のお父さんは映画監督をやってるみたい。マーク・ローレンスっていう人で、ヒュー・グラント主演の映画「Re:LIFE~リライフ~」ではマークが監督、サウンドトラックをお兄ちゃんローレンス(クライド)が担当してた。ビックリ。そりゃおしゃれなわけだわ。

Miss World ‐ Keeping up with Miss World

Blood Red Shoesのローラと一緒にShit Girlfriendっていうグループを作ってシングルを出してたMiss WorldことNatalie Chahal。

由緒正しきUKパンクガールって感じ(言いたいこと伝われ)で、「もう何も考えたくね~~!!うるせ~~~~~!知らね~~~~~~!!!」…っていうタイミングでこういう音楽を聴くとなんだか救われるような気持ちになる。

パンクはいくつになっても救世主。

Noname ‐ Room 25

Nonameは最高。いうことはない。ただ流すだけで良い。BGM使用が主だったアーティストたちに関してはあまり深い意見はない。ただシンプルに良いっていうだけ。

Quavo – Quavo Huncho

序盤に言った通り、今年はトラップへの理解が一気に深まり、もともとトラップの中で一番好きだったMigosのことをもっと好きになった。その流れでQuavo、Takeoffがそれぞれソロ作をリリース、である。

もう完全に「男同士…密室…何も起きないはずがなく…」の状態で、「Quavoのアルバム…圧倒的理解……何も起きないはずがなく…」ってワケ(?)。

Migosと同じく、彼らのソロ作もやっぱり独特なクールさがあるよね。クールかつスマートで、洗練された無駄のないフロウがめちゃくちゃかっこいい。Takeoffを入れなかったのは単純にリリースが遅かったから。Quavoばっかり聴いてた。

Rolling Blackouts Coastal Fever ‐ Hope Downs

数少ないロック勢。しかしやっぱりロックは良いよね、と思わせてくれる。オーストラリア・メルボルンの5人組バンド。

不満があるとするなら、アルバムリリースまでが遅かったこと。それでも”待った分の期待値”を全く下回ることなく、むしろ上空へといってた。ただ単純に「もっと早く出して楽しませてくれ」っていうだけ。待った甲斐はあった。最高の1stアルバムだと思うし、これを超える2ndを作ることは大変な気もする。

だけど今はロックの時代ではないし、割と気楽に捉えてくれそう。2ndはむしろ2019年に出してくれ。いつでも高評価する準備はできているぞ。

Rubblebucket ‐ Sun Machine

NYの4人組バンド。5作目。2007年から活動開始してるけど、今作で初めて知った。キャリア的に割と長いし、NYのサイケポップっていったら結構わんさかいるじゃん、って中で今作は個人的お気に入りアルバムに入ったんだけど、これはあまり仰々しくないのが良い。

NYのサイケポップ系バンドって狙い過ぎてる感じがあるんだけど、そういうのがない。すごくスッキリしたサイケポップって感じで、アート路線とはまた違う(けどアートポップぽくもある)この絶妙なバランスが非常に好み。

Краснознамённая дивизия имени моей бабушки – УВЫ

ここまで読めないバンド名は初めてなんだけど、ロシア・モスクワの13人組バンド。今作で5作目?なのかな?

13人組バンドにしてはしっかりとバンド感のあるバンド(?)で、ポストロック的。New Orderとかそこら辺の感じもあるので、ポストパンク的でもあり、さらにバロックな雰囲気もある。これは人数的なものに起因すると思う。基本的な音楽性はポストロックが一番近いんじゃないかな~。

PVがおしゃれで好き。

Mac Miller – Swimming

亡くなったのが本当にショックで、聴くたびその事実を思い出してはヘコみ、悲しい気持ちになる。だけど音楽は素晴らしく、何回聴いても鳥肌が立つくらい良い。いまだにこれを繰り返している。定期的に「生き返ったりしないかな」、とか「本当は死んでなくて、SNSとかアップするんじゃない?」とか思ってしまう。それくらい考えさせてくれ。

「人の死」でここまで悲しんだのは正直初めてで、それがこんな赤の他人なのかっていうのが衝撃で。おれの中でもはやMalcomは家族と化しているのでは…?

Mac Millerは「いつ死ぬか分からないから沢山作品を残す」っていう意識でこれまでずっと活動していたらしい。道理で多作なわけだよ。死ぬなよ。困るよ。

アルバムが最高なのはどう考えても間違いないんだけど、それ以上にMac Miller追悼のライブがすごかった。主に自分の感情が。感動で埋まりつくした。

人はいつか死ぬし、それは避けられない事実なんだけど、Macは26年間であれだけのアーティスト・オーディエンスに影響を与えたのか、と。自分もそのオーディエンスの一人だし、Macから音楽を通じて大きな影響を受けたんだと思う。

そして追悼ライブで「死ぬまでにどう生きるか」についてめちゃくちゃ考えるようになった。有名になるとかお金を稼ぐとかそういうことじゃなくて、自分に届く範囲で”誰に” “どんな”影響を与えるか。そこについて考えながら生きるっていうのが本当に重要なんだと感じた。

Macが与えた影響は本当に大きくて、それはライブを観れば一目瞭然なんだけど、「ここまで沢山の人から愛されたのか。死んだ後でも自分は幸せだったと伝わってほしいな。」みたいなことを思ったわけ。

死んだら幸せとか幸せじゃないとかどうでもいいわ、みたいなことを自分は考えていたんだけど、この”遺されたあとの人たち”基準で見ることができるようになったというか。自分の中で価値観が大きく変わったな、と感じたので、このアルバムは生涯聴き続けるレベルで思い出補正も込みで深く刺さった作品となった。

あ、Macが一位です。全然まとまってないけど、全く書き直しせずに残すことにする。大体言いたいことは書いたはずなので、整地せずに、体裁は整えずにそのまんまで。

おわりに

みての通り、今年はHip Hopが強い年になった。なんだかんだでロックをしっかり残してきた過去と比べて、はっきりとその差を実感する。来年はどうなるか分からないけど、基本的にミーハーな自分はなんだかんだでメインストリーム寄りの音楽を好きになりつつ、好きなサイケやUK Rockを愛聴していくことでしょう。

あ、あとなんか今年はめっちゃPVを観てた。PV観ると世界観も伝わりやすくなるし、サブスク時代だからこそバシバシ観ていくものなのかな。そういう意識が働いたのかも。とにかくPVを観て、雰囲気が良いと好きになる度も高まってった。

そんな感じで2018年分は終わり!来年は最初からゲームがあるという状態から始まるのでもっと時間がなくなる可能性があるので、時間との付き合い方をしっかりと考えて、音楽映画ドラマなどの時間も確保できるように頑張ります!(そしてスマブラを起動する)

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